借り入れをするとき、気を付けないといけない闇金融って?

闇金融という言葉は以前からよく聞く言葉ですが、金利の上限が極められた2007年以降においてもいまだに存在しているのはいささか奇妙な気もします。

それでは闇金融とはどのような金融のことでしょうか。

金融業者は、開業にあたっては都道府県に登録しなければなりません。今日闇金融と呼ばれるものの第一番目のものはこの未登録業者のことを言います。登録せずに金融業を営む以上は何か問題があるはずです。最初から違法な営業をしている以上、利息その他においても合法的な営業を期待することは出来ません。

また、仮に登録業者でも違法な利息を取るなど、法に触れる業務を行っているような業者も闇金融といえます。

それに、未登録の業者でも、表向きは登録業者を装っている場合があり、このことも闇金融が見つかりにくい理由の一つでしょう。

法的規制の厳しくなった今日においてもなぜ闇金融が存続しているのでしょうか。

その大きな理由とは、闇金融のような悪徳業者は借り手の弱みに付け込むのが常套手段だからです。つまり、合法的な営業をしている業者からは必要なだけの融資を受かられない人をターゲットにしているからです。

何らかの事情で、合法的な業者からは借り入れが出来ない人がいて、どうしても融資を受ける必要がある場合、このような悪徳業者を頼ることになることはよくあることでしょう。

さて、合法的な金融機関が貸付をしない相手とは、返済能力などにおいて問題がある相手、すなわち、融資するのにリスクが大きい相手といえます。

合法的な金融機関にとってリスクの大きい相手ならば、悪徳業者にとってもリスクは大きいはずです。このリスクを冒す理由は、一つにはこのような相手からは高利を取り立てることが可能なこと。また、もし相手が返済不能になった場合、これまた非合法なやり口で返済をせまることも考えられます。

いずれにしても、借り入れを行う場合、相手の審査が甘すぎると思われる場合は、相手が本当に登録業者なのか、また金利等に違法なことが無いかは必ず確認しなければ、とんでもないつけを支払うことになるということを忘れないでください。

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