意外に優れモノ!キャッシングのシミュレーションでわかること
インターネットでキャッシングを取り扱う各社のホームページを比較していくと、いろいろな情報が集められます。金利や返済方法、提携のATMやコンビニなど、事前に検討しておきたい項目がいろいろとあるのですが、中でも意外に役に立つのが返済シミュレーションです。というのは、毎月の返済金額は少なければ少ないほど楽なのですが、その代り返済期間は長くなり返済総額は驚くほど大きくなることがあるからです。
例えば、50万円を金利15%でキャッシングしたとします。思ったよりも良い条件で借りることができたと喜びながら、返済も無理なくしていきたいと毎月12,000円にしたとします。あまり負担なく返せる金額なので返済を続けましたが、1年ほどたったときにあとどれくらい返済を続けるのだろうと残高を確認したところ、5年返済60回払いの予定だったのでまだ4年間48回も返済が残っていることに気が付きました。仮にこのまま返済を続けると、60回での返済総額は72万円となり、元本を差し引いた金利部分は22万円にもなります。
この場合、15%でキャッシングできたから金利も安いだろうから返済も楽にしたいと少なくしたことが大きな間違いで、例え金利18%でしかキャッシングできなかった場合でも、頑張って毎月20,000円返済すれば返済回数も32回と3年弱で済み、返済総額は64万円と大きく少なくなります。金利15%でキャッシングできたのであれば毎月25,000円返済すると2年24回で返済することができ、この場合の返済総額は60万円ですみます。楽だからと毎月12,000円返済するよりも、貯金をするつもりで頑張って倍ちょっと払うだけで返済期間は半分以下で完済、返済総額もおよそ12万円少なく済むのです。この差をキャッシングしてから気付くのと、知ったうえでキャッシングするのは大きな差を生むだけでなく、多重債務に陥ることを防ぐことにもなるのです。