キャッシングの時、女性だと有利なの?不利なの?
キャッシングの広告などで、女性専用と言う言葉を見かけることがあります。現代の社会で性差について語るのは何かと語弊があると思われますが、それにもかかわらず女性専用のキャッシングというものがあるからには何か理由があるのでしょうか。これについて考えてみましょう。
女性専用のなるものを設ける以上、女性を対象にすることのメリットがあるのか、あるいは女性が不利な状況にあるのでそれに対する救済策と言う意味があるのかが考えられます。
たとえば女性専用のエステなら、エステを利用するのは圧倒的に女性が多いので、男性を排除することにメリットが考えられます。また、通勤電車の女性専用車両などは、女性が痴漢による被害を受けやすいので、それに対する救済策として設けられていると考えられます。
さて、女性専用キャッシングのうたい文句に、”女性には敷居が高く感じられるキャッシング云々”と言う文言が載せられている場合があります。これをそのままとれば、女性には何となく入りにくい消費者金融を、女性に親切な環境にかえるると言う意味に取れます。たしかにこのことで、女性にとって、利用しやすいシステムを作って、女性の利用者を増やす意味があるでしょう。
ここで、別の見方をしてみましょう、女性専用のキャッシングの広告を見ると、そこにはよく”専業主婦、パート・アルバイトOKと言う言葉が見られます。
この点はちょっと注意してみる必要がありそうです。この場合、女性だからと言うわけではなく、専業主婦、パート・アルバイトと言う条件がキャッシングの審査のハードルを高くしていることが考えられます。
このように、審査に不利な条件がある場合には、貸出金利は高めになり、限度額は低めになる傾向があるのは否めないでしょう。
つまり、金融業者が女性専門をうたっている場合、それが審査において不利な条件にある女性をターゲットにしているならば、金利あるいは限度額において利用者に不利な条件が付けられる可能性が大きいことは、十分に考えに入れておくべきです。
借り手の側に不利な条件があるということは、とりもなおさず貸し手の側にもリスクが大きいということです。そのうえで、あえて女性をターゲットにしている場合には、もし返済不能に陥った場合には、違法な要求を押し付けられる可能性が無いとは言えません。
女性をターゲットにして、甘い審査をうたっている場合契約内容や、相手の業務内容については十分な注意が必要なことは言うまでもありません。